RDS(Multi-AZ)再起動後に気をつけること

RDS(Multi-AZ)再起動後に気をつけることを掲載します。
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サーバ構成

ゾーンAに、EC2(WEBサーバ)が2インスタンスあります。
RDSのMasterがゾーンAで稼働しています。

before_failover

before_failover

再起動後に発生した事象

RDSのメンテナンス等により、RDSの再起動を行って以降、サイトが重く、パフォーマンスが悪くなった。

原因

RDSを再起動したことで、フェイルオーバーが発生。
MasterのゾーンがAからBに切り替わったため、パフォーマンスが悪くなった。

after_failover

after_failover

単純にEC2と異なるゾーンになることで、ネットワークのパフォーマンスは落ちます。
EC2が全て、ゾーンAにあるので、RDSもゾーンAにすべきです。
よって、RDSを再起動した場合は、フェイルバックを忘れずにしましょうということです。

再起動をした場合は、IPが変わります。
アプリからの接続はEndpoint(例:xxxxx.zzzzzzz.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com)で、接続していると思いますので、サービスに影響はありませんが、RDSのフェイルオーバー監視などで、監視対象にIPを設定している場合は、IPが変更されるので、気をつけましょう。